理想と現実
「もっと広い家に住みたいと思わないの?」
賃貸2LDK・52㎡で家族4人暮らし、と話すと、たまにそう聞かれます。
正直に言うと――思わないわけじゃない。
長女が小学校に上がる前、実は本気で物件探しをしていました。
新築2階建て、3LDKの戸建てを内覧したときは、もうテンション爆上がり。
広いリビング。憧れの食洗機。家族全員分の服が入るファミリークローゼット。
「ここに住んだら、ちゃんとした暮らしができそう」
理想がどんどん膨らみました。
でも、家に帰って今のリビングで一息ついた瞬間、すーっと現実に戻る私。
「寝室からトイレへ行くのに毎回階段のぼるのか…」(今は寝室から5歩)
「窓、多くなかった?」(今はリビングと玄関だけ確認すればOK)
「掃除、倍になるやん…」
仕事に家事に育児。ただでさえ毎日「時間がない!」って言ってるのに。家事が増える未来が、くっきり想像できました。
結果――メンドクサイが勝ちました(笑)
実際に暮らしてわかった「小さい家でよかったこと」
憧れはありつつも、実際に52㎡で暮らしてみると「これでよかった」と思うことがたくさんあります。具体的に挙げていきますね。
① 家事がとにかく楽
一番実感しているのがこれ。掃除も片付けも、あっという間に終わります。
床面積が小さいので、掃除機をかけるのも数分。「よしっ」と気合いを入れなくても、サッと終わる。広い家だったら、この家事量が倍になっていたと思うと……やっぱりこのサイズでよかった、としみじみ思います。
② 光熱費・家賃が安い
コンパクトな家は、固定費が抑えられます。
家賃はもちろん、光熱費も広い家より安く済みます。わが家のエアコンは、なんと子ども部屋の1台だけ。この1台でキッチンもリビングも十分快適です(冷房が苦手な夫の部屋にはつけていません)。狭いからこそ、少ない台数で家全体をまかなえる。これは光熱費にも大きく効いています。
※わが家の電気代のリアルはこちら
③ 家族の気配がいつも近い
小さい家は、どこにいても家族の気配を感じられます。
子どもが別の部屋に行っても声がすぐ聞こえるし、「ねぇねぇ」と呼ばれたらすぐ返事できる。キッチンで料理しながらでも、子どもたちの様子がわかる。この距離の近さは、子育て中の今、本当に安心です。
④ 子どもの見守りがしやすい
③とも重なりますが、目が届く範囲に全員がいるというのは大きな安心材料です。
家全体が見渡せるので、子どもが何をしているか把握しやすい。宿題も遊びも、そばで見守れる。広い家だと、かえって「子どもがどこにいるかわからない」という不安があるかもしれません。
⑤ モノが増えすぎない
収納に限りがあるので、自然とモノが増えません。
収納がパンパンになると「そろそろ見直すか〜」と自然に思える。この歯止めがあるおかげで、家の中がモノで溢れかえることがない。小さい家は、意識しなくても暮らしを整えてくれるんです。
小さい家って、意外とちょうどいい
52㎡のわが家は、広くはありません。
でもその分、”家事に追われる感じ”が少なくて、家族の距離が近くて、モノも増えすぎない。
広い家に憧れがゼロとは言わないけれど、今の暮らしに合っているサイズは、案外このくらいなのかもしれません。
不便もある。でも、それも含めて好き。
もちろん、いいことばかりではありません
正直に言うと、広い家にちょっぴり憧れることもあります。
- ファミリークローゼットがあったらいいな
- 食洗機のある生活に憧れる
- 広いリビングでのびのび過ごしたい
- 子どもたちにそれぞれの部屋を持たせてあげたい
- そして、自分だけのスペースがほしい
特に最後の「自分の部屋」は切実で(笑)。今は一人になりたいとき、外に出るかクローゼットにこもるしかありません。ここは小さい家の弱点だなと感じています。
家具選びも、サイズで断念することがしょっちゅう。「これいいな」と思っても「置けない」で終わることも多いです。
でも――その不便をどう乗り越えるか考える時間が、実はちょっと楽しかったりします。
工夫した分だけ、家が好きになる。「これでいいか」じゃなくて「これがいい」に変わっていく感じ。
まとめ|小さい家は、我慢じゃなくて「選択」
小さい家に住むのは、我慢じゃありません。
家事が楽で、家計にやさしくて、家族の距離が近い。もちろん不便もあるけれど、それも含めて「自分たちに合った暮らしを選んでいるだけ」。
そんな気持ちで、今日もこの52㎡の家で、のんびり暮らしています。
※関連記事
・わが家のリアルな暮らしの全体像
・狭さのリアル
・後悔したこと
・掃除がラクな理由


コメント